雷雨の中南部湿原のあちこちでモリアオガエルの産卵(18/05/31)
朝から雨で10時過ぎからは激しい雷雨。この雷雨の中南部湿原 南端部の木々の枝先では、あちらでも、こちらでもモリアオガエル が産卵。産卵場所へ向かうペアを追ってみました。午後になって、千葉県の中学生が修学旅行で西浅井町に民泊するという生徒がやって きました。海抜20mそこそこの平野が広がる中の中学で、山の起伏に 驚くやら、モリアオガエルの産卵行動に感激でした。
・産卵場所に向かうモリアオガエル(左)
・産卵地点に到着したモリアオガエル(中)
・産卵中のモリアオガエル(右)
(Fujimoto)
ササユリの開花は、場所によって開花時期が異なります(18/05/29)
奥びわ湖・山門水源の森のササユリは、主に沢道コース沿い・尾根道コース沿い・ 湿原脇・南尾根コース沿いに分布していますが、場所によって開花時期が異なります。 6月初めから6月中旬まで楽しめます。
・朝方の沢道のササユリ(開花直前)(左)
・一昨日開花した南部湿原脇は、今日は2輪に(中)
・食害防止の金網で保護しても蕾が虫に食われることも(右)
(Fujimoto)
(18/05/28)
・作業道作り(左)、(中)
(Murata)
次々開花の花も変わってゆきます(18/05/27)
付属湿地では、今トキソウが見頃になってきました。 森では、ヤマボウシ・エゴノキ・コアジサイへと開花が変わって きました。トンボソウやノギランも花芽が伸びてきました。
・付属湿地のトキソウ(左)
・沢道のササユリ開花直前(中)
・ヤマボウシ(右)
(Fujimoto)
(18/05/26)
(Tomioka、Ito)
ササユリの蕾色づき月末には最初の開花?(18/05/25)
今春はササユリの発芽が早く、開花も随分早まるのではないかと 予想していましたが、どやら例年よりやや早い感じとなりそうです。
蕾も色づきが進み、最初の花は月末には開花するのではと 考えいます。開花のピークは6月5日前後では?
・沢道で最初に咲く株(左)
・湿原脇で最初に咲く株(中)
・今花盛りのアカガシ(右)
(Fujimoto)
永原小学校の地域学習(18/05/24)
永原小学校の全校児童が、それぞれの学年に応じた学習をおこなったので、引き継ぐ会がサポートしました。
・付属湿地で観察する1年生(左)
・びわ湖の水源の一つの場所で話を聞く6年生(中)
・3年生と4年生が付属湿地で観察することができたトノサマガエルを捕まえたシマヘビ(右)
(Murata)
ブナの果実大きくなっています(18/05/24)
今年は7年ぶりにブナの花が多かったことは、本欄で既に書きました。その後果実は日増しに大きく成長し、今では 完全に充実期の大きさになっています。これから強風時には落果してしまうこともあり、秋の種子が落ちるまで多くの果実が 残ってくれればいいのですが・・・。
・今日のブナ林(左)
・今日のブナの果実(中)
・強風で落果した実(右)
(Fujimoto)
雨の森の中で(18/05/23)
朝から雨。光が少ないため、新緑から深緑に移った森の中は暗さが増します。
・画像左はクマヤナギの実。雨に濡れてうつむいている、丸みを帯びた柔らかそうな葉と上品な朱色の果実には何とも言えない風情を感じます。
・画像中は四季の森でみたヒキガエル。背景に森を広く入れるため、カメラを地面につけて下から写してみました。なかなかの面構えです。類似種として「二ホン…」と「アズマ…」があり、外観による判別はむつかしいそうです。どちらも滋賀県の希少種。
・画像右はギンメッキゴミグモ。ヒキガエルが巨大(手のひらサイズ)に対してこちらはミニタイプ(米粒より少し大きい)のクモ。背中が銀色に輝き、まさしく「ギンメッキ」を施したよう。網を張るクモは、下向きに網に止まりきますが、このクモは上向き。
(森の案内人X)
アカガシの新葉が目立つ森(18/05/22)
中央湿原脇から守護岩方面を見ると新葉のアカガシが鮮やかです。 いち早く新緑に輝いたブナは、既に深緑に変わっています。
奥びわ湖・山門水源の森の植生を概観するのには今がベストです。
・中央湿原から守護岩方面を望む(左)
・アカガシの新葉(中)
・数日前から羽化が目立つムカシヤンマ(右)
(Fujimoto)
(18/05/21)
(Tomioka)
ホオノキ1日目の開花を追う(18/05/20)
ホオノキの雌しべが開くのは1日目の開花時であることは 過日この欄で書きましたが、その開く瞬間の観察は未だ出来て いませんでした。今朝やまかど・森の楽舎のホオノキを観ると どうやら今夕には咲きそうな気配でした。湿原での作業を終え下山すると、まさしくこれから開花するというベストチャンス でした。開花してゆく経過を観ましたが、少し目を離した瞬間に花の開きが大きくなっているという状態でした。下山してこられた 来訪者にもホオノキの開花の不思議と香りを体験して頂きました。 皆さん大感激でした。
・開花始まる(15:56)(左)
・雌しべ雄しべが観察できる状態に開花(16:28)(中)
・その時の花の内部(雌しべは開いている)(右)
(Fujimoto)
冷雨の中でも震えながらの保全作業(18/05/19)
森の中での保全作業は多種多様ですが、今日は「林床整備」と 「ササユリの獣害防止金網設置」・「観察とこけ玉づくり」に取り組んで もらいました。慣れない作業なので、これくらいの範囲でと本会が 考えていた以上に、広範囲の作業をして頂きました。
・雨中での林床整備(左)
・指先が凍えそうな金網巻き作業(中)
・きれいに仕上がったこけ玉(右)
(Fujimoto)
(18/05/18)
(Tomioka)
(18/05/17)
(Tomioka)
ササユリの蕾が早いものは色づき始めました(18/05/16)
日々ササユリを獣害から守るためのネット設置や金網かけ 作業に追われていますが、早いものは蕾が色づき始め ました。そんな株を見ると疲れも癒やされます。今年は これまで最高の開花株数になります。
・色づき始めたササユリの蕾(左)
・コアジサイの蕾も膨らみ始める(中)
・森のあちこちで開花が続くホオノキの花(右)
(Fujimoto)
森も夏バージョンに(18/05/15)
今日の森は午後2時に27℃となり本格的に夏モードになりました。 付属湿地では、枯れ草に覆われていた表面にモウセンゴケが絨毯のように 広がり、その中にトキソウ・カキラン・コバノトンボソウ・サワランなどの 蕾に膨らんできました。沢沿いのササユリは、下旬には咲き出すはずです。
・沢沿いのササユリ(左)
・ホオノキの若葉に日影が創る芸術(中)
・葉が切れ込み始めたアギスミレ(右)
(Fujimoto)
産卵中のモリアオガエルに大感激(18/05/14)
昨日の強雨で沢の水かさは増しているものの、濁りはなく 気持ちよい沢音を聞きつつ湿原へ。先ずは定点撮影のため湿原 を一巡。南部湿原で産卵を始めたばかりのモリアオガエルが目に入ってきた。晴れた日の日中の産卵は珍しい。朝方までの 雨が産卵を助長したようだ。作業をしながら1時間半後に観たのがトップの状態。
・沢音が染み入る(左)
・モリアオガエルの産卵が始まった(中)
・産卵開始1時間半後来訪者も連写に連写(右)
(Fujimoto)
大津祭保存会、銘板をつける(18/05/12)
大津祭の曳山に使うアカガシは、直径60 ㎝ ・長さ6m 以上が必要とのことですが、今日つけたアカガシは大きな樹でも直径は34cm しかなく、少なくともこれから50年あまりの育木が必要です。
その頃に、今日の樹を切るであろう子も参加しての銘板付けとなりました。
(Murata)
(18/05/11)
・付属湿地の鮮やかなレンゲツツジ(左)
・花が一段落したこの時期にタニウツギが色を添える(中)
・子ども達の学習の下見に来られた永原小学校職員(右)
(Murata)
南部湿原で今年最初のモリアオガエルの卵塊(18/05/09)
今年は4月の高温が続いたので、モリアオガエルの産卵も 早まるのではないかと考えていましたが、最初の産卵は 例年と変わらない時期になりました。これから6月いっぱい 降雨の日を中心に産卵が続きます。
・モリアオガエルの最初の卵塊が確認された南部湿原(左)
・モリアオガエルの卵塊(中)
・ヤマドリゼンマイの葉も開いています(右)
(Fujimoto)
(18/05/08)
(Tomioka)
雨の日三景(18/05/07)
好天続きだったゴールデンウィークが開けたと同時に終日強い雨になり、湿原は 水位が上がって沢は濁流です(画像左)
ブナは雨を柔らかい緑の葉に受けて集 めています(画像中)
その下では保護ネットに守られてササが回復してきました。 若いササの芽に混じってスミレサイシンやミヤマナルコユリ、ヤマジノホトトギス、 ササユリなどの野草が芽生え、加えてクロモジなどの幼樹も成長しており、賑やか な生存競争が始まることでしょう(画像右)
(森の案内人)
ホオノキの開花の時間推移を観るのはおもしろい(18/05/06)
昨日咲いたホオノキの花の時間推移を撮ったものです。 この樹には既に咲き終わったたもの、未だつぼみが堅いもの等、咲く時期をずらすことで子孫を確実に残せるようにしています。
・開花したホオノキは、雌しべが開いている(5/5 14:54)(左)
・夜は閉じ、午前中は開かない(5/6 8:31)(中)
・13:30分頃開花。雌しべは閉じたまま、雄しべが開くが150分程度で散り始める(5/6 15:14)(右)
(Fujimoto)
好天に初夏の緑爽やかな森(18/05/05)
森の緑も濃さを増していますが、森の中に入ると新鮮な 緑の匂いが疲れた体を癒やしてくれます。時折ホオノキの 芳香が漂い、遠くでハルゼミも鳴き出しました。
・四季の森の緑(左)
・林床整備をする会員(中)
・芽を出し始めたツチアケビ(右)
(Fujimoto)
(加筆、この日の作業内容)
● 四季の森林床整備準備・枯れ木の伐採、倒木の玉切り(3名)・・・(2校と1団体用)
● 尾根道コース整備・ササユリ金網かけ・ユキグ ニミツバツツジ植栽・防獣ネット設置(8名)
● 湿原脇ササユリ金網設置(3名)
● 水質定期調査(2名→終了後、湿原脇へ)
● 当番 ・付属湿地除草(1名)
里では田植えの真っ最中(18/05/04)
夏日かと思えば、手袋が要るほどの朝方の冷え込みと不順な 今春ですが、里ではほぼ例年通りの田植えが真っ最中です。
・天然更新試験地から守護岩方面を望む(左)
・県道沿いのフジ(中)
・里の早苗の田に映る山麗しい(右)
(Fujimoto)
初夏の花次々蕾膨らむ(18/05/03)
湿原のミツガシワの開花が最終版に入り、レンゲツツジが一部で咲き始め、 コアジサイ・ヤマボウシの蕾が膨らみ始めてきました。
沢道沿いでは、小さな土の穴の中からタゴガエルの鳴き声が響きます。
・コアジサイ(左)
・レンゲツツジ(中)
・ヤマボウシ(右)
(Fujimoto)
(18/05/02)
(Tomioka)
アサヒナカワトンボも一斉羽化(18/05/01)
沢道では昨日数頭のアサヒナカワトンボが見られ、湿原では シオヤトンボも確認できましたが、今日の沢道は顔にぶつかるほどの アサヒナカワトンボです。どうやら今朝が一斉羽化だったようです。 いよいよ昆虫の季節到来。
・フジも今が最盛期(左)
・湿原のヤマドリゼンマイ急伸長(中)
・沢道のアサヒナカワトンボ(右)
(Fujimoto)
これより前の情報は、各月の「情報」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)