時雨模様の森(18/10/31)
雨の降る森は晴れたときとは違った表情を見せてくれます。特に紅葉は強い影が出ないため色の違いが分かりやすくなります。ただ、雨の日の撮影にはそれなりの苦労があります。
【画像左】歓迎の紅葉(ヌルデ)。青空に映える紅葉は見事ですが、雨に洗われた紅葉も落ち着いていいもの。(森の入り口)
【画像中】雑木林らしい雰囲気で。紅葉の色も多様。色の違いは樹種の違いか。降りしきる雨でレンズに水滴が…。(北尾根)
【画像左】雨の合間に湧き上がる雲(霧?)。中央湿原方向から谷に沿って風が吹きあがる通り道で、積雪も多い場所です。(中窓)
(森の案内人X)
(18/10/30)
(Tomioka)
(18/10/29)
(Tomioka、Murata)
確実に秋は深まっています(18/10/28)
朝夕の冷え込みが確実に紅葉を進めています。 紅葉の進み具合は、当然樹種や日照条件で変わります。 この時期1週間で大きく紅葉の程度が変わります。
・沢道を上り詰めた炭窯跡の紅葉(左)
・落葉したミヤマウメモドキ(中)
・風になびく南部湿原のヌマガヤ(右)
(Fujimoto)
(18/10/26)
(Tomioka)
リンドウとセンブリ(18/10/25)
リンドウに日射しがあるうちにと観察コースを歩いてみました。 リンドウとセンブリのツーショットも見られホッとしました。 それにしてもセンブリの多いのには改めて驚きました。 これなら遠からず薬草苑になるのでは・・・。小さな花ですが 近づいて見ると株によって花の色合いが違うのも興味をそそられます。
・リンドウとセンブリとサルトリイバラの実(赤)(左)
・一輪のセンブリ(中)
・センブリの実生(右)
(Fujimoto)
いよいよミヤマウメモドキの威力発揮の時期到来(18/10/24)
日が西に傾きだした時間に湿原に出向くと、ミヤマウメモドキが より赤く感じます。周囲の緑も色あせ始めたため尚ミヤマウメモドキ が目立ちます。日当たりの良い部分では、コハウチワカエデも紅葉 を始めたものも散見できます。
・湿原内のミヤマウメモドキ(左)
・オヤマボクチ(中)
・エゾリンドウ(右)
(Fujimoto)
「山門水源の森の自然と保全」巡回展(2018/10/23)
10月24日(水)から11月11日(日)まで、滋賀県大津市瀬田南大萱町にあります滋賀県立図書館で「山門水源の森の自然と保全」の巡回展を行なっています。玄関奥にあるホールの右の部屋です。お近くにおいでの際は、ぜひお立ち寄りください。
なお、休日以外は月、火曜日が休館日 です。
(Murata)
ブナの純林の状況(2018/10/22)
朝は冷え込みました。快晴の空に紅葉の始まったブナが映える…はずですが、今年は台風の影響でどうもさえません。山門の森に接した福井との県境付近にブナの純林があり、どんな状況になっているのか、作業の合間に足を延ばしてみました。
【画像左】風倒木はありませんでしたが、樹冠はやはり葉が少なく、紅葉は期待できそうにありません。林床はブナの枯葉が堆積していますが、下層植生はほとんどありません。山門の森も放置すればこのようになっていくのかもしれません。
【画像中】樹冠部を下から見上げたところです。
【画像右】福井県側のスギ植林地では倒木が見られましたが、数は想像していたよりは少ない感じでした。太く育ったスギが密集していて風の通りが悪かったのかもしれません。昨年の大雪によって、皮剥ぎ部分から折れたスギの方が目立っていました。
(森の案内人X)
尾根道コースのリンドウ・センブリ鮮やか(18/10/21)
久しぶりの晴天の日曜日ということで、多くの来訪者でにぎわいました。 特に尾根道コースのリンドウとセンブリが、何年かぶりで見事に開花しています。 昨年までシカの食害でリンドウの咲いた株を探すのも大変な年が多かったのですが、 地域の猟友会や会員による有害駆除が進んだため、今年は見事に開花しています。
湿原ではミヤマウメモドキが、益々赤味を増し青空に映えています。
・付属湿地のヒツジグサ(今年は虫食いが多い)の紅葉(左)
・リンドウ(中)
・今日ガイドさせてもらった大阪シニア大学のみなさん(四季の森で)(右)
(Fujimoto)
秋の風情はあちこちで感じられます(18/10/20)
観察コース沿いには、リンドウ・センブリ・アキノキリンソウ・アキチョウジ・ オヤマボクチなどの花が見られ、頭上にはミツバアケビの実が見られます。 やまかど・森の楽舎の付属湿地では、イトイヌノヒゲが早くも草紅葉の景観 を創り出しています。そんな森の光景を思い浮かべながら、会員はやまかど・森の楽舎 の屋根の塗装を命綱を付けてやりました。こんな仕事もあるんです。
・付属湿地のイトイヌノヒゲ(左)
・ミツバアケビの実食べ頃(中)
・やまかど・森の楽舎の屋根塗装(右)
(Fujimoto)
(2018/10/18)
(Tomioka)
(2018/10/17)
(Tomioka)
森の様子(2018/10/15)
二十四節季・寒露と霜降のほぼ中間、朝晩が冷え込むようになり、紅葉の便りもち らほら。
【画像左】この森の紅葉はまだまだです。左上はごく部分的なカエデの紅葉のクロー ズアップ、周囲の葉は緑色。左下はブナですが、樹冠部はほとんど枯葉。それでも低 い枝にはしっかりと葉が残っています。うまく紅葉してくれるといいのですが。右は ヤマノイモの仲間、きれいに色づいています。
【画像中】木の実の色づきも様々です。左上はナナカマド、台風で実が減りました。 左下は沢に枝を伸ばしたナンキンナナカマド。右はサルトリイバラ、今年は豊作のよ うです。
【画像右】全体的な景観も、何となく秋の進行を感じさせます。左上は大窓から見た 景観。左端が伊吹山方向、右端が琵琶湖・大浦湾方向です。左下は守護岩周辺。太陽 高度の関係か、影が長く、秋の日差しを感じます。右は残っていたツルニンジン(ジ イソブ)。
(森の案内人X)
秋深まる森に未だツクツクボウシが鳴く(18/10/14)
日当たりの良い場所のカエデの仲間は少し色づいてきました。 そんな中で、日中にはツクツクボウシが鳴き、「えっ!今頃?」と驚かされる 一方でアサギマダラが飛び、秋到来を確認。
・木漏れ日に映えるナツツバキの幹(左)
・産卵場所を探すオオカマキリの雌(中)
・鳥か獣かの喰ったミツバアケビの皮(右)
(Fujimoto)
(18/10/13)
「山を活かす、山を守る、山に暮らす」交流会2018に出展
(Tomioka、Murata)
(18/10/12)
9月初旬のキノコの大発生は見事でした。それに比べると 今は随分少なくなりましたが、なかなか面白いキノコが 発生しています。
・サガリハリタケ(左)
・モエギビョウタケ(中)
・ナラタケ(右)
(Fujimoto)
(18/10/10)
(Tomioka)
(18/10/09)
(Tomioka)
付属湿地(18/10/08)
・サワシロギク(左)
・エゾリンドウ(中)
・サワギキョウ(右)
(Murata)
森での仕事(18/10/07)
昨日に引き続き遺伝子解析用のユキバタツバキの果実採取を 行いましたが、雨中急斜面での作業はなかなかのものでした。
採取作業が終わったとたん晴天に・・・その後は 湿原に入り込んだ外来種(メリケンカルカヤ)の除去を行いました。 森の仕事は終わりということがありません。
・ユキバタツバキの果実採取(左)
・外来種除去作業(中)
・雨上がりのミヤマウメモドキは鮮やか(右)
(Fujimoto)
湿原は草紅葉に向かって褐色化が進み始めました(18/10/06)
湿原の草本類は紅葉が進みつつあります。草紅葉が見ごろになるのは 11月に入ってからですが・・・。今日は、ユキバタツバキの遺伝子解析 を専門家に依頼するための果実の採取を行いました。ヤブツバキや 園芸種では、1株の樹に多くの果実ができますが、ユキバタツバキは 果実数が少なく株探しがなかなか大変です。
・展望場から湿原を望む(左)
・果実を採取したユキバタツバキの株(中)
・採取したユキバタツバキの果実と葉(右)
(Fujimoto)
(18/10/04)
・許可を得て、保全作業・管理用の林道を作っています(左、中)
・10月13日(土) 10時00分 ~ 15時30分 に長浜市余呉町ウッディパル余呉で開かれる「山を活かす、山を守る、山に暮らす交流会 2018」に出店し、コケ玉作り教室をおこないます。ぜひお越しください。(右)
(Tomioka、文:Murata)
秋の花が本格的に咲き出しました(18/10/03)
いち早くススキの穂が出て久しいですが、秋の花が 本格的に咲き出しました。観察コース沿いにこれから リンドウやセンブリが楽しめます。湿原のミヤマウメモドキも 赤味が随分増しました。
・リンドウ(左)
・アキチョウジ(中)
・オクモミジバハグマ(カシワバハグマも咲いています)(右)
(Fujimoto)
秋の入り口‐月が替わって(2018/10/02)
相次ぐ台風の影響で秋の風情が懸念されています。そんなことはお構いなしに季 節は進みます。
【画像左】ブナの森のカエデ。ブナは、紅葉というよりは枯葉?のようなありさまです。そのブナほど背が高くないカエデは、葉が元気な木が多く残っています。カエデの紅葉は期待できそうですが、また台風が きそうです。
【画像中】沢沿いのオオカメノキ(ムシカリ)。部分的ですが、色づいた葉が朝日 に映えていました。
【画像右】少し色づいてきたなナナカマドの実。台風で数が減りました。
(森の案内人X)
痛々しいブナの梢(18/10/01)
湿原からブナの森を見上げると、白いブナの幹と 枝葉の少ないブナの梢が目に入ってきます。
台風21号の強風で梢の葉は吹き飛ばされたり、 傷ついたりした結果です。ブナの森に入ってみると、 梢に葉は無く、幹の下の枝には未だ葉が残っている 状態です。
・湿原から望むブナの森(左)
・ブナの森で樹冠を見上げる(中)
・ブナの落ち葉の色に合わせたタゴガエル(右)
(Fujimoto)
これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)