進む秋の風情(2023/10/31)
朝8時の楽舎周辺の気温は9℃とやや冷え込み、紅葉の進行が期待されました。全体的にコハウチワカエデが早く、最盛期を迎えたといってもいいくらいです。一方、ハウチワカエデはまだ緑で、意外でした。ブナは木によっては美しく色づいていますが、コナラ、ミズナラなどはこれからです。本格的な紅葉はこれからですが、スズメバチの活動もまだ続いています。安全にはくれぐれもご注意を。
【画像左】四季の森の紅葉。現地交流会(11/18)の重要な観察ポイントです。
【画像中】アカガシの樹液に集まるオオスズメバチの集団。10匹ほど集まっていました。通称ジョーズ岩から少し下った平坦地ですが、コースのすぐ脇です。ロープを張り、注意表示をしましたが、通過の際にスズメバチがうろついているようでしたら、刺激しないように行動してください。
【画像右】ブナ若木の紅葉。ブナの老木や大木の紅葉はまだ進んでいません。一方で、若い木の一部は紅葉が進んでいます。
(森の案内人X)
いよいよ多様な紅葉を楽しめる時機到来(23/10/30)
観察コースには、好天のおかげで観察コース沿いでは、 リンドウ、センブリが幅を利かせています。 他方樹木の紅葉も日当たりの差異で様々な色合いが楽しめます。
・コハウチワカエデの紅葉(左)
・湿原のミヤマウメモドキ(中)
・チゴユリも紅葉が始まる(右)
(Fujimoto)
観察コース沿いのリンドウ・センブリ、最盛期・見応えあり(23/10/29)
観察コース沿いにリンドウ・センブリが咲き乱れています。特にセンブリは コース上にも咲いている株が多く、横見していると踏みつけてしまいます。
センブリは、株毎に色合いも異なり、色合いを確かめながら歩くのも 楽しいものです。リンドウは、日が当たらないと咲きませんのでご注意下さい。
(Fujimoto)
進む秋の風情(2023/10/25)
【画像左】センブリの花とサルトリイバラの果実。センブリの開花が最盛期を迎えました。近くにはリンドウも多数開花し、ツーショットがコース脇で見られます。
【画像中】オオアオイトトンボ。この森では秋によく見られます。柔らかい日差しに照らされて一休み?
【画像右】ノリウツギの果実。今頃が果実の熟す時で装飾花も赤く色づき、美しく秋の風情を醸しています。
(森の案内人X)
爽やかな沢音を聞きながら上を見上げると・・・(23/10/23)
僅かに紅葉が進み出したタカノツメに陽光が透き通り、一段と 沢音の爽やかさが増すようです。まもなく真黄色に紅葉します。
草刈り作業をしているとカヤネズミの巣を刈りとってしまう寸前でした。 危ない危ない・・・
・沢沿いのタカノツメ(左)
・湿原脇のカヤネズミの巣(中)
・トサカホウキタケ(右)
(Fujimoto)
やっぱり紅葉は日々進んでいます(23/10/22)
猛暑の影響がどうしても頭の片隅にあり、今秋の紅葉は遅れるのではと の思いが消えません。しかし現地では、紅葉が刻々と進んでいます。
四季の森のコハウチワカエデも紅葉が進んだ株も見られるようになってきました。
・四季の森の紅葉の始まり(左)
・尾根道に多いセンブリも開花(中)
・針葉樹の老木にスギヒラタケ多発(右)
(Fujimoto)
(23/10/19)
(Tomioka)
未だモリアオガエルの幼体の上陸が続いています(23/10/18)
湿原から森へと向かうモリアオガエルの幼体の上陸がこの1週間確認 が出来なかったため、今年の上陸は完了したのかと思っていました。
が、今日もかなりの数が上陸していました。
・上陸したモリアオガエルの幼体(左)
・ヤチナラタケ(中)
・日に日に色付くヤブコウジ(右)
(Fujimoto)
季節は寒露(2023/10/17)
気圧配置は西高東低。暦通り朝は寒く、ブナの森では正午過ぎでも気温は薬19℃で快適な作業日和でした。また、七十二候のいう「きくのはなひらく」の通り、コース沿いでキク科の花がたくさん見られます。ブナの森の紅葉は一部のカエデなどで始まっていますが、まだまだです。
【画像左】アキノキリンソウとカシワバハグマのツーショット。どちらもキク科です。この他コウヤボウキの開花も最盛期で、いろんな昆虫が訪花しています。
【画像中】ブナの森の紅葉。コハウチワカエデ。
【画像右】ジョロウグモの卵嚢。産卵して間がないのか、親が護っているようです。
(森の案内人X)
紅葉が遅れるのではと思っていたものの、一気に進み始めました(23/10/16)
ここに来て朝夕の冷え込みもあり、森の紅葉が予想以上に早く進み始め ました。
・何とも明るいコアジサイの紅葉(左)
・雌雄異株のミヤマウメモドキは、雌株の方(赤い実)が早く紅葉・雄株(右)は 遅れている。(中)
・カシワバハグマに来たハナバチが、スズメバチに捕らえられた(右)
(Fujimoto)
次々変化する雲についついシャッターを(23/10/14)
青空をバックに次々変化する雲に酔いしれる1日でした。
午後からは全面に雲に被われ、夕刻から降雨となりました。
(Fujimoto)
吸密したいが体温が上がらないと・・・(23/10/12)
湿原の周りにカシワバハグマとコウヤボウキが咲き誇っています。 この花を目当てにウラギンヒョウモンが頻繁に吸密に訪れています。 しかし、チョウは変温動物で気温が低くなった今、日陰で吸密を続けることが 難しいのか、吸密するとしばらく日当たりの良い場所で日向ぼっこをして、 体温が上がると又吸密に出向きます。
・カシワバハグマで吸密中のウラギンヒョウモン(左)
・コウヤボウキで吸密中のウラギンヒョウモン(中)
・日当たりの良いところで日向ぼっこ(右)
(Fujimoto)
種数の少ない開花した花に蝶が頻繁に来訪(23/10/11)
ミヤコアザミに次々と吸密に訪れるツマグロヒョウモン。
カシワバハグマには、ウラギンヒョウモンが次から次へと。
・ミヤコアザミで吸密するツマグロヒョウモン(左)
・咲き始めたリンドウ(中)
・ハナホウキタケ(右)
(Fujimoto)
栗のイガが森のあちこちで開き秋本番だが、それを待ち受ける昆虫も(23/10/07)
落下した栗は、森の小動物との競争となりますが、大抵は動物に先を越されます。 時折見逃しのおこぼれに恵まれることもあるのですが。落下の前にカメムシに 実の甘い汁を吸われてしまうことも・・
・栗にチャバネアオカメムシ(左)
・ツルニンジンが咲き出す(中)
・第1土曜日、会員による保全活動が終わってのふりかえり(右)
(Fujimoto)
動物たちはどこからきてどこへ行く? センサーカメラ画像から(2023/10/04)
水源の森のあちこちにセンサーカメラを設置してあります。目的はシカをはじめとする動物たちの移動ルートを探ることです。植生が動物たちに食べられる被害が大きく、防止対策を考えるためです。今回は肝心のシカの姿がありません。
【画像左】ハクビシンの家族でしょうか、3頭連れです。
【画像中】タヌキ。森の随所で撮影されています。地面を掘ったり、草を齧っているように見える姿も写っています。
【画像右】トラツグミ。動画では盛んに地面の枯れ葉をひっくり返し、小さな虫を捕まえているようです。枯れ葉に溶け込むような模様で、見つけにくい鳥です。
(森の案内人X)
(2023/10/03)
(Murata)
ヨシ枯れの合間にサワギキョウが垣間見える湿原(23/10/02)
ヨシ枯れが進み、秋も本格化しているのが感じられるように 鳴ってきました。
・ヨシ原の中のサワギキョウ(左)
・キセルアザミでツマグロヒョウモン吸密(中)
・ナガコガネグモの卵嚢(右)
(Fujimoto)
(23/10/01)
(Tomioka)
これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)