黄砂にむせる森(2024/03/30)
気象予報通り濃い黄砂に見舞われ、大窓から見る琵琶湖や伊吹山は春霞ならぬ黄砂霞でほとんど見えませんでした。気温は高めで保全作業には好適でしたが、気のせいかむせるような感じで鬱陶しい一日でした。
【画像左】黄砂で霞む大窓からの景観。
【画像中】アカガシの実生群生。この森にはアカガシが多数分布していますが、実生は散発的に観察される程度でした。狭い範囲でこれだけ密集して群生している様子は初めての観察です。今後の推移の観察が楽しみです。
【画像右】横を向くショウジョウバカマ。今、湿原コースではショウジョウバカマが最盛期で、全部といっていいほど湿原に向いて(右側の花の方向)花を咲かせています。その中で、一輪だけ横を向いている花(左側の花)がありました。みんな湿原の方向を向くのが不思議でしたが、なぜ一輪だけ横を向くのか、新たな疑問が増えました。
(森の案内人X)
キタヤマオウレンが終焉を迎え、ショウジョウバカマの天下(24/03/30)
今日も終焉に近づいたキタヤマオウレン目的の来訪者が兵庫・大阪・福井 等々から続きました。林床には、ショウジョウバカマが我が世の春を謳歌 しています。湿原のミツガシワの花芽が僅かに伸び始めました。
・花弁散り出す寸前のキタヤマオウレンとショウジョウバカマ(左)
・花茎を伸ばし始めたショウジョウバカマ(中)
・花茎が僅かに伸び出した湿原のミツガシワ(右)
(Fujimoto)
春のムード高まる花々次々と・・・・(24/03/27)
沢道には未だキタヤマオウレンの遅咲きが咲き誇っています。 尾根道では、キンキマメザクラと競い合うようにクロモジが咲き始めてきました。 ユキバタツバキも咲き始めています。
・クロモジ(左)
・蕾膨らむイワナシ(中)
・来週、後半頃が見頃か?トクワカソウ(右)
(Fujimoto)
(2024/03/25)
(Tomioka)
(2024/03/23)
(Tomioka、Fujimoto)
なごり雪に名残のキタヤマオウレンが映える(24/03/21)
沢沿いのあちこちに分布するキタヤマオウレンも、多くの 地点で散り始めています。開花が遅かった部分ではなごり雪 に被われ愛おしさが感じられます。
・淡雪がキタヤマオウレンを引き立たせています(左)
・なごり雪に被われたショウジョウバカマ(中)
・名残の・・・を楽しまれる来訪者(右)
(Fujimoto)
春の嵐の隙間(2024/03/19)
明日(3/20)はお彼岸の中日。気候が落ち着いてくるころといわれていますが、結構荒れた昨今です。今日も雨混じりの不安定な予報でしたが、反して落ち着いた穏やかな作業日和でした。
【画像左】ブナの森のマルバマンサク。湿原周辺など低地ではすでに開花が進んでいますが、ブナの森では遅れて開花が始まったところです。今日は晴れ間の青空を背景に開花直後の色の濃い独特の花姿をたくさん見せていました。しんどい登り坂ですが、足元だけでなく上も見てください。
【画像中】ブナの若い枝にとまるビロウドツリアブ(ハエ目ツリアブ科)。一見地味な昆虫であまり見向きもされませんが、青空に透けた翅のパターンと花に蜜を吸うための長い口吻が印象的です。
【画像右】守護岩の守り神「老ブナ」(勝手に名づけました)の観察がしやすくなりました。手前にあった大きな枯れ木の伐採が今日行われ、すっきりと見渡せるようになりました。新緑から紅葉への移ろいを楽しみやすくなりました。
(森の案内人X)
キタヤマオウレンに変わる主役が出始めました(24/03/18)
散り始めたキタヤマオウレンに変わり、ショウジョウバカマ、 アツミカンアオイに続き、オオカメノキの蕾も膨らみだし、 来週後半には白い花が見られそうです。
・オオカメノキの蕾膨らむ(左)
・名残のキタヤマオウレン(中)
・地味だか開花が続くアツミカンアオイ(右)
(Fujimoto)
名残のキタヤマオウレンを訪ねて来訪者多数(24/03/16)
散り始めたキタヤマオウレンも出始めたものの、未だ観賞に・撮影にと 遠隔地からの来訪者が続きました。
昨日まで閉じていたアツミカンアオイも開き始めた株も出始め ショウジョウバカマは、あちこちに様々な色合いの花を開き始めました。
・沢道のキタヤマオウレン(左)
・花開くアツミカンアオイ(中)
・淡桃色のショウジョウバカマ(右)
(Fujimoto)
完全雪解けで春を待つ湿原とコナラ林(2024/03/15)
湿原から望む総見山の東斜面には、僅かに残雪が見られるものの 湿原とそれを取り巻く森の林床には雪は見られません。
いよいよ保全活動に本格的に動き出さなくてはなりません。
・雪解けの湿原と背後のコナラ林(左)
・湿原内草本植物の障害になるササの刈取(中)
・終盤になってきたキタヤマオウレン(右)
(Fujimoto)
今日の沢道のキタヤマオウレン三昧(24/03/14)
2月初旬から何回もの薄雪に見舞われたものの、今季のキタヤマオウレンも 多くの来訪者に楽しんでいただきました。 多くの来訪者のご協力で、踏込等一部目に余る観察者はあったものの、 大事には至りませんでした。
来期も皆さんに楽しんでいただけるよう、明日から又保全作業に努めたい と思います。
(Fujimoto)
吹雪の中を今年度の保全活動の成果と課題を森で確認(24/03/09)
今年度も多くの会員によって63.5haの森の保全作業をつづけて きました。その活動の成果と今後に向けての課題を明らかにするために 森を歩きました。
山頂部では、猛烈な吹雪に遭い十分な巡視が出来ませんでした。
・四季の森の巡視(左)
・植栽したブナの生育状況チェック(中)
・雪を被った沢道のキタヤマオウレン(右)
(Fujimoto)
観察コースから踏み出すこと無く、綺麗な写真は撮れます(24/03/08)
本欄で紹介している写真は、観察コースをはみ出すこと無く撮影しています。 今日も殆どの来訪者は、マナーを守っていただいていましたが、一部にコース をはみ出し、生育地に踏込まれたのを見て注意をさせてもらいました。
・綺麗に咲きそろったキタヤマオウレン(左)
・コースをはみ出すこと無く撮れる可憐な個体(中)
・生育地も踏み込まれてうんざりです(右) 何のために保全活動をしてるんだろう???
(Fujimoto)
(2024/03/07)
(Tomioka)
(2024/03/05)
(Tomioka)
キタヤマオウレンの美しさは、背景によってさまざま(24/03/02)
沢沿いには、一株のみが可憐に咲いているもの、群生しているもの、 蕾が多いもの、淡いピンク色のものなど観察コースからいろいろな キタヤマオウレンを楽しんでもらえます。
・僅かにピンクを帯びた株(左)
・蕾が多い群落(中)
・沢を抜けると広い湿原が広がる(右)
(Fujimoto)
これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)