自然界も様々な事故が・・・・(19/05/30)
連日私たちの周りでは痛ましい事件・事故が続き、心が折れそうです。 そんなとき森へ出向き、森の香(今はホオノキやコアジサイ)が漂うと、ホッと一息つげます。もう1週間すると、ササユリの香も・・・。 しかし、自然界も私たちの目に触れることが少ない 所で、様々な事故を起こしています。
・ササユリの今年の一番花になる蕾(開花間近)(左)
・モリアオガエルの卵塊に止まって飛び立てなくなったシオヤトンボ♂(中)
・産卵中にシマヘビに捕らえられたモリアオガエルの♀(右)
(Fujimoto)
ササユリは再来週が見頃か(19/05/29)
ササユリの開花予定株の蕾は、日に日に大きくなっているものの、 未だ開花したものはありません。早いものは来週半ばには 咲き始めますが、見頃は再来週からになりそうです。
・今年の一番花になりそうなササユリの株(左)
・昨日の降雨でモリアオガエルの卵塊は一気に増加 産卵場に向かうモリアオガエル(中)
・千葉県船橋市前原中学の修学旅行生も卵塊堪能(右)
(Fujimoto)
(19/05/28)
(Tomioka)
日の出前から始まるトンボの羽化(19/05/27)
付属湿地でのクロスジギンヤンマの羽化は、8時半を過ぎると もうトンボの体は羽こそ開いていませんが、体は殻から出きって います。
湿原でのハッチョウトンボの羽化も過去に観察したことが ありましたが、今朝改めて出向いてみたところ、湿原に着いた 時には既に体は殻から出ていました。
・既に羽が出ているハッチョウトンボ(左)
・あちこちで羽化するハッチョウトンボ(中)
・昨日も降雨無しの中産卵(右)
(Fujimoto)
(19/05/27)
(Tomioka)
降雨を待てずモリアオガエルが産卵するものも(19/05/25)
付属湿地では、日に日にトキソウの開花株が増えてきました。 湿原では、産卵に都合の良い降雨がないにもかかわらず、待ちきれずに産卵した卵塊も見られます。
今日は、関西クモ研究会のクモ調査が行われ、会員も 同行し勉強させてもらいました。
・付属湿地のトキソウ(左)
・待ちきれずに産卵したモリアオガエルの卵塊(中)
・関西クモ研究会のクモ調査(右)
(Fujimoto)
(19/05/24)
(Tomioka)
孵化中のクロスジギンヤンマに見入るのは子どもも大人も同じ(19/05/23)
やまかど・森の楽舎の付属湿地も、日々賑やかになってきました。今朝は クロスジギンヤンマが羽化を始め、12時半には飛翔し始めました。他方で 既に産卵するクロスジヤンマもおり、子どもたちも来訪中の大人も見入りました。
・羽化中のクロスジギンヤンマ(10:30)(左)
・観察コースの保全をする子どもたち(中)
・四季の森の自然を観察するシニアグループ(右)
(Fujimoto)
未だ新しくササユリの花芽発芽(19/05/22)
今年のササユリの開花株の発芽は、例年より早く4月の中旬でした。が、今日も 未だ顔を出したばかりの開花株があります。限られた場所でも、開花にこれだけの 差が生じるのも、子孫を残すための植物の知恵なんでしょうか。
・清流をバックのササユリの蕾(左)
・今日発芽したササユリの開花株(中)
・密集するササユリの開花株(右)
(Fujimoto)
昨夜の降雨は強風でモリアオガエルの卵塊も落下(19/05/21)
昨夜の降雨は、強雨・強風でした。このためモリアオガエルの産卵した 卵塊の幾つかは、産卵した木の枝から落下しました。水面に落ちた卵塊には、イシガメがとりつき卵を喰っていました。これも自然界の食物連鎖で、しごく 当たり前のことなのですが、何ともあわれさを感じます。
・水面に落ちた卵塊を喰うイシガメ(左)
・付属湿地のミヤコアザミの間に花芽を出すトキソウ(中)
・県道沿いのタニウツギ(白花も)(右)
(Fujimoto)
(19/05/20)
・ススメバチが登山道沿いに巣を作らないように、巣作り始めるこの時期に「ハチトラップ」を設置しています(右)
(Photo:Tomioka、Text:Murata)
湿原脇はササユリの花芽株が林立しています(19/05/19)
今冬は暖冬ということもあり、沢道では4月初旬にササユリの花芽が 伸長し初め、ササユリの開花が例年より随分早まるのではないかと、防獣ネット や金網の設置を急ピッチで行い、昨18日にほぼ全ての株への対応が終了 しました。しかし、4月中旬以降の低温が効いているのか、ササユリの蕾の 膨らみが予想したようには進んでいませんが、例年以上の開花株があり、開花 が待たれるところです。
・密集したササユリの開花予想株(左)
・付属湿地のトキソウの花芽(中)
・付属湿地のコサナエ(右)
(Fujimoto)
今日の保全活動メニュー(2019/05/18)
・コアジサイが集中する南部湿原脇にネットを設置(左)
・ササユリの芽がシカに食べられないように、金網を設置(中)
・湿原の中のミツガシワを食べられないようにしているネットや波板を補修(右)
(Murata)
(19/05/17)
(Tomioka)
山門集落から森までの県道脇も見るものが多い(19/05/16)
山門の集落の田植えも大半が終了し、早苗が里の雰囲気を助長しています。 集落を越えると川沿いに今、タニウツギが延々と続きます。中には白花もあります。 今日は集落の方が「雨下りの滝」の両脇を整備して下さいました。
落差10mの滝(道路の右側)もお楽しみ下さい。
・県道脇のタニウツギ(左)
・整備してもらった「雨下りの滝」(中)
・分布を広げる中央湿原のミツガシワ(右)
(Fujimoto)
日に日にトンボの種類が増えてゆきます(19/05/15)
シオヤトンボに始まったトンボの羽化も、アサヒナカワトンボ(沢道 では乱れ飛ぶ感じ)、クロスジギンヤンマへ(池塘の回りを飛び回る)種類 が増えています。ササユリも保護区以外でも花芽を伸ばしています。
・クロスジギンヤンマのヤゴ殻(左)
・放棄材の隙間からササユリ(中)
・蕾が膨らみだしたササユリ(右)
(Fujimoto)
森の新緑が深緑に変わりつつあります(19/05/13)
いち早く芽を吹いたブナは、既に緑が濃くなっています。随分遅れて 芽吹いたコナラも、銀色から黄緑色に変わり、間もなく緑に変わってゆきます。 湿原の脇のササユリの花芽も伸びる時期から、蕾を膨らませる時期に 変わりつつあります。
・高貴な色合いのフジ咲き始める(左)
・徐々に葉形が切れ込んでゆくアギスミレ(中)
・今年も北上してきたアサギマダラ(5/11)(右)
(Fujimoto)
(19/05/12)
・スズメバチが登山道沿いに巣を作っては困るので、焼酎とオレンジジュースを混ぜたものをペットボトルにつめ、捕獲しています(右)
(Tomioka)
青空の下で保全作業(19/05/11)
雲一つない青空でハイキング日和でした。暑い日になるかなと思いましたが、森の中は風がさわやかで、すごしやすい一日となりました。
大津祭の曳山に使われているアカガシを、少なくとも50年後にこの森で確保するため、大津祭保存会のみなさんが、作業のために来訪されました。
・大津祭保存会のみなさん(左)
・大津祭曳山用の保存木アカガシに銘板を取り付け(中)
・ヤマガラがヤマドリゼンマイの綿?を巣材に運ぶ(右)
(Murata)
一昨年のコナラの落果の2年生が育っています(19/05/10)
昨年はコナラは不作でしたが、一昨年は大豊作でした。 親木の下に落果し発芽した実生は、発芽はしますがカエデ等は 殆ど育ちません。しかし、コナラは見事に成長します。 コナラが群生しコナラ林を形成するのもうなずけます。
・湿原の周囲のコナラ林(左)
・成長するコナラの2年生(中)
・ヒメモチの花(右)
(Fujimoto)
ササユリの花芽株保護作業に追われています(19/05/09)
昨年、観察コース沿いでは350株余が開花しました。今年は毎日のように新しい花芽が出続けているので、最終的には400株を超える ことになるだろうと予想しています。せっかく出てきた花芽も、シカや ノウサギに喰われているものもあります。またコース沿いでは、それと 知らずに訪問者に踏まれてしまうものもあります。
・展望場からの湿原の眺望(左)
・金網で保護したササユリの花芽株(中)
・来訪者に踏まれたササユリ(右)
(Fujimoto)
(19/05/08)
(Tomioka)
燃え上がるようなコナラの新緑が湿原を取り囲んでいます(19/05/07)
銀色から黄緑色に変わろうとするコナラの新緑が、湿原を取り囲み、森全体の空気も黄緑に感じるようになりました。湿原の周りのササユリも、文字通り雨後の竹の子のように1日で随分伸びてゆきます。
・コナラの芽吹きと展開(左)
・湿原の周りのコナラ林(中)
・開花近いレンゲツツジ(右)
(Fujimoto)
(19/05/06)
・兵庫県から来られた方々(左)
・花開くのを待つコアジサイ(中)
・花開くのを待つササユリ(右)
(Murata)
(19/05/05)
・サワハコベ:森で一箇所のみ生育。”沢”と冠するので生育地は見た目よりも土壌水分が多いと思われる。(左)
・ナガハシスミレ:別名「天狗の鼻」。今年になって、T会員やI会員から報告があった距が長~いスミレがサワハコベの側に開花していた。(中)
・ユキバタツバキ :今年は見られないと思っていたら、こんな豪華な花に迎えられて感激。(右)
(Mori)
(19/05/05)
・シュレーゲル(中)
(Tomioka)
新緑の森を背景に会員が保全活動(19/05/04)
今日は第一土曜日。世の中はゴールデンウィークの真っ最中。 しかし、森の保全は待ったなしで、次々発芽するササユリやツクバネソウ を鹿の食害から保護するため、防獣ネットや金網を張る作業を終日 行いました。会員外の一般の方も参加して頂き作業が捗りました。 5月下旬から6月中旬には、可憐なササユリが咲き誇ります。
・今日の湿原の周りの新緑(左)
・防獣ネットを張る会員(中)
・未だ3年先にしか咲かないササユリにも保護の金網(右)
(Fujimoto)
科学番組に新緑の森とミツガシワの撮影隊来訪(19/05/03)
多種多様な緑、新緑の森に包まれた湿地に咲きそろった ミツガシワの撮影に撮影隊が来訪。陽気にも誘われ多くの家族づれにも 新緑の森を楽しんでもらいました。
・新緑の森をドローンで撮影(左)
・見頃のミツガシワ(中)
・ミツガシワの群落を防獣ネット越しに撮影(右)
(Fujimoto)
びわ湖大津館ポスタ−展示(19/05/02)
晴天の休日となり、びわ湖大津館は、多くの家族連れで賑わいました。
(Nishikawa)
多彩な色・生きものの動きが心楽しい森の散策です(19/05/02)
麓の「やまかど・森の楽舎」付属湿地でも、シオヤトンボが羽化し始め ました。朝には羽化中のシオヤトンボも間近で観察出来るはずです。
湿原のミツガシワもピークにさしかかってきました。散策コースの脇では、 6月初旬の開花が待ち遠しいササユリの花芽も次々に伸びてきました。
・付属湿地で羽化したシオヤトンボ(左)
・湿原のミツガシワ(中)
・森への途中の 山門集落のレンゲ畑(右)
(Fujimoto)
これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)