(20/02/29)
・展望台の更新に備え、資材を運ぶ林内作業車を移動させました(左)
・解体する前の展望台(中)
・キタヤマオウレン(右)
(Tomioka)
山地から湿原に集まった水は、沢を通って琵琶湖に注ぎます(20/02/28)
冬枯れのこの時期こそ、水道を探るのには最適です。特に四季の森は 過去の土石流堆積物が地表をつくっており、あちこちに凹凸があります。 あちこちにいわゆる水源となる水のしみだしを見ることができます。 コロナウイルス騒動を避けて、この森でお楽しみ下さい。 マムシなどの危険動物も少ない今がチャンスです。
・山地の地表の様子(左)
・湿原を出た水は沢(1本)に集まる(中)
・滝を作りながら大浦川・琵琶湖へ(右)
(Fujimoto)
キタヤマオウレンに続いてショウジョウバカマが咲き始めました(20/02/24)
沢沿いのキタヤマオウレンは、今が満開状態です。続いてショウジョウバカマが 咲き始めました。これから花茎が伸びてショウジョウバカマらしくなってゆきます。 北部湿原のミヤマウメモドキの綺麗な樹形が枯れ草に映えています。
・沢沿いのキタヤマオウレン(左)
・今春のショウジョウバカマの一番花?(中)
・北部湿原のミヤマウメモドキ(右)
(Fujimoto)
生きるか死ぬかの樹木と蔓の闘い(20/02/21)
早春の花が咲き出したといっても、まだ本格的な花のシーズンまでは しばらく時間がかかります。そんな冬枯れの森だからこそ楽しめる 観察があります。「樹木とそれにまとわりついて蔓の闘い」です。
・ノリウツギに巻き付いたフジの蔓(左)
・蔓に締めつけられたがシロモジが勝ち抜いた(中)
・シロモジが蔓に絞め殺された(右)
(Fujimoto)
ユキバタツバキの楽しみ方いろいろ(20/02/20)
山門水源の森のユキバタツバキについては、本欄で度々取り上げてきました。 ユキバタツバキはユキツバキとヤブツバキの中間雑種です。
山門水源の森では比較的広範囲に分布し、12月ごろから5月初旬まで いろいろな花が咲きます。開花のピークは例年4月上旬です。
この花の面白いのは、色・形・大きさ・花弁の状態などが様々で、そこに見応えがあります。
今日は、沢沿いで花弁がちりめん状になった気品のある のが咲いていました。
・ユキバタツバキ(左)
・膨らみ出したオオカメノキの冬芽(中)
・ミヤマウメモドキの株立ち(右)
(Fujimoto)
ブナの森のシカはどこへ行った?(2020/02/19)
昨年頃からシカの動きが減っており、特にブナの森で顕著でした。今日(2/19)は新しい雪が積もって見つけやすいにもかかわらずシカの足跡が確認できません。見つかったのはノウサギ、タヌキ、キツネ、イノシシとリスらしいものだけ。センサーカメラにもタヌキが写っており、シカの姿はありません。食害の減少はありがたいことですが、シカが全く見られないというのも異常な感じです。さてどこへいったのでしょうか。
【画像左】センサーカメラに写っていたタヌキ(2月19日午前1時30分頃)。ネットの内側に入っています。
【画像中】ノウサギの足跡。細かい目のネットに阻まれて中に入れず、迂回する。
【画像右】ネットに守られ、育ってきたササ。このゾーンのササは、今冬は雪で覆われることがなさそう。
(森の案内人X)
(20/02/18)
(Tomioka)
今夕から降雪というのに森は春の顔に(20/02/17)
昨年最初に蕗の薹を撮影したのは3月5日でした。 生きものが春を感じるのは敏感です。とはいうものの 今夕からは、あるいは今冬でもっとも積雪量が多くなるかも 知れないという予報です。
・早くも顔を出した蕗の薹(左)
・次々開花するサンインカンアオイ(中)
・マルバマンサクが青空に映える(右)
(Fujimoto)
昨日の降雨で森は完全に消雪(20/02/15)
沢沿いの雪の中で咲き始めていたキタヤマオウレンも 一気に全面開花となりました。そんな可憐な花を横目に テープ班は、何とも地味で単純な作業。しかも足下は急斜面。 有害駆除の効果もあり、テープを外しても剥皮は無いのでは と・・・。
地味な仕事ですが、1本1本樹皮の模様の違いや、浮いた樹皮 の下には越冬中のクモがいたりと自然の面白みもあります。
・沢沿いに広がりだしたキタヤマオウレン(左)
・急斜面での作業は一寸気をつけないと(中)
・強風でバラバラになったテープは見苦しい(右)
(Fujimoto)
早くもサンインカンアオイが咲き出しました(20/02/12)
楽舎から沢道を湿原へ向かうといち早くキタヤマオウレンの 花が迎えてくれます。続いてユキバタツバキも一寸黒みがかった 花を開いています。森で一番ユキバタツバキがまとまっている アカガシの森周辺では12月から咲いているものもありますが、 沢道の開花は今日が初めてです。炭窯跡では早くもサンインカンアオイ が咲きました。例年より随分早い開花です。
・沢沿いのユキバタツバキ(左)
・沢沿いのキタヤマオウレン(中)
・炭窯前のサンインカンアオイ(右)
(Fujimoto)
寒波が引いた森の様子(2020/02/11)
前日の寒波で新たな雪が積もりましたが、今日は一転暖かい空気に。
【画像左】雪に埋もれない守護岩。今日の積雪は19㎝(13時10分頃)。
【画像中】ノウサギの丸糞。ササ保護ネット内で。ノウサギは保護ネットの網目をすり抜けて侵入し、自由に飛び回っています。細長いくぼみは後ろ足の跡です。前足の跡はトイレに立ち止まったため重なっているのかもしれません。
【画像右】ユキバタツバキ。まだ少ないですが、コース沿いで数株見ることができます。
(森の案内人X)
(20/02/10)
(Tomioka)
積雪量が少ないと柔らかい雪景色が心を癒やしてくれます(20/02/09)
沢道を湿原に向かって上ってゆくと、幾つもの小さな滝があります。 例年のような大雪だと、沢そのものが雪で埋まってしまうことが多いのですが 、今日(湿原で15cm)のように少ない積雪だと沢沿いの滝が何ともロマンチック に見えます。湿原から眺める周りの山肌は、植生によって着雪の程度が違うので あたかも植生図を見ているようにも思えます。
・沢道のなだらかな滝(左)
・湿原から守護岩方面を望む(中)
・守護岩近くの来訪者のスノウシュー跡(右)
(Fujimoto)
カエデの樹液採取2回目・・・・(20/02/08)
2月1日に続いて2回目の樹液回収を行いました。
雪が降り、ここしばらくは風が冷たかったので、樹液は増えるのではと期待したのですが、前回よりも採れませんでした。自然の恵みを得るのに、暖冬ではどうしようもありません。
・一般参加者も混じって樹液の確認(左)
・左:イタヤカエデ、右:ウリハダカエデ(中)
・花を開きだしたマルバマンサク(右)
(Murata)
積雪時は動物の行動調査に最適・・・・(20/02/07)
毎年積雪期は、雪上の動物の足跡調査が楽しみです。今朝は 新雪だったので、野鳥(種名は不明)も雪を避けてこもっていた樹下 から歩き出した足跡も残っていました。今日確認出来たのは、シカ・ キツネ・イノシシの足跡は見られましたが、ノウサギが見られなかったのは 心配。
・ブナ林の着雪(左)
・キツネの足跡(中)
・イノシシの足跡(上の部分でアカガシのドングリを掘り出している)(右)
(Fujimoto)
シカの食害で激減した植物も復活の兆し(20/02/04)
2010年頃から激しくなったシカの食害で、このままでは 森の多くの植物が絶えてしまうのではないかと危ぶまれました。 しかし、地元の猟師さんや会員の有害駆除の効果が表れ 出しました。下にあげた植物は、いち早く姿を消していたものです。
・ハイイヌガヤ(左)
・アオキ(中)
・サンインカンアオイ(右)
(Fujimoto)
観れば「春」・「夏」が混在しているような・・・(20/02/03)
沢道を登って大きな杉のあるあたりでは、ユキバタツバキの蕾 が膨らんできました。上部の北分岐あたりでは既に咲いていますが。 かと思うと、マツの枯れ株に昨夏のヒグラシの抜け殻が変形菌に 囲まれるように残っています。まるで夏の風景です。
・膨らみ出したユキバタツバキの蕾(左)
・変形菌(クモノスホコリ?)に囲まれたヒグラシのセミ殻(中)
・落果したソヨゴの実も何か(アカネズミ?)に喰われている(右)
(Fujimoto)
春が動き出しているのに二度目の薄雪(20/02/01)
沢道沿いのキタヤマオウレンが次々蕾を膨らませてきました。 湿原のハンノキの雄花は既に散り始めています。山頂の「守護岩」 での積雪は4㎝と何とも情けないような積雪。
・恥じらうように開き始めたキタヤマオウレン(左)
・ツチグリ(普通は夏から秋に発生するのだが)(中)
・落下していたウスタビガの繭をコナラに戻してみたが(右)
(Fujimoto)
これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)