観察コースのアカガシの落ち葉には要注意(20/06/29)
森はすっかり濃い緑に被われ、新緑時の緑の多様性は 無くなってきました。
この森には観察コース沿いにアカガシが 多く分布しています。このアカガシは、5月中旬頃から落葉が 始まり、観察コースにも降り積もっています。この落ち葉は 乾いていても、濡れていてもよく滑ります。注意して下さい。
・コース上のアカガシの落ち葉(左)
・変形菌を喰うナメクジ(中)
・トクワカソウ分布域の除伐(右)
(Fujimoto)
(2020/06/28)
(Tomioka)
今期最後のササユリが開花しました(20/06/27)
この間多くの皆さんにササユリを楽しんで頂きましたが、来季は今年以上の 開花株数になるはずです。
植物の世界は、もう秋に向かっています。それぞれの植物の実が大きくなり出してきました。
・今年最後のササユリの開花(左)
・大きくなり出したミツバアケビの実(中)
・昨年より実が少ないツクバネ(右)
(Fujimoto)
(2020/06/25)
(Tomioka)
アッ!!!何かが追われている・・・・(20/06/24)
保全作業で木陰で一息ついていると、目の前を猛スピードで 何かが追われていると思った瞬間、捕らえて地面に落ちた。 トンボが昆虫を捕らえたのかと、そっと近づくと逆であった。 シオヤトンボがハチに捕らえられたのだ。森を日々歩いていると こんなチャンスにも度々出逢う。それが楽しい。
・シオヤトンボを捕らえたハチの仲間(左)
・イシガメの卵をヘビが食った跡(中)
・嫌がられるヒメアシナガコガネ(右)
(Fujimoto)
夏至の森、生き物たちの行動(2020/06/23)
二十四節季「夏至初候」、明るい日差しの中で生き物たちが多彩な行動を見せてくれています。
【画像左】ヤマカガシ幼体。下山途中、コース階段で見つけ、フラッシュ撮影したところ、その瞬間鎌首を持ち上げ静止。びっくりしてみていると鎌首を持ち上げたままの姿勢で移動開始。10mほど移動したところで地面に伏せて逃げる。やはり威嚇の行動なのでしょうか。
【画像中】センチコガネ。何かの大きな糞を動かそうと悪戦苦闘していましたが、相手が大きすぎたのか諦めて別の糞へ移動。丸めて転がすところまで観察したかったのですが作業が控えており、後ろ髪をひかれることに…。作業一段落後に確認したところ、一回り小さな糞はきれいになくなっていました。
【画像右】カワトンボ科の仲間。日差しの中で、トンボは体温が上がり過ぎないように体を真上に伸ばし、日当たり面積を小さくしているといわれています。この画像の動作は逆向きです。何のための動きなのでしょう。
(森の案内人X)
ヒメコウゾの実が、今年は生り年(20/06/22)
やまかど・森の楽舎から沢道に入る曲がり角にヒメコウゾが あります。今年は実が生り年で、間もなく熟すはずです。この 地点の葉は切れ込みが入っています。沢道ではオオバギボウシ が滝の前で涼をそそります。湿原ではハッチョウトンボが夏を 謳歌しています。
・沢山の実を付けたヒメコウゾ(左)
・沢道のオオバギボウシ(中)
・モウセンゴケをバックにハッチョウトンボ(雄)(右)
(Fujimoto)
森・湿原は完全に夏のモードに入りました。(20/06/20)
今日も可憐な里山の花ササユリを目当てに多くの来訪者が ありました。残念ながら最盛期を過ぎ、名残の花が皆様を慰め ていました。
今日は会員の保全作業の日で、多くの会員が 様々な保全作業に取り組みました。毎月の保全作業に関わっていると、この森・湿原の凄さ・素晴らしさが回を追うごとに感じられます。
・「やまかど・森の楽舎」付属湿地のジュンサイ・ヒツジグサに雨粒(左)
・今日の名残のササユリ(中)
・毎月実施している湿原の水質調査(右)
(Fujimoto)
(2020/06/19)
(Tomioka)
(2020/06/18)
ヒメコウゾの葉の切れ込み の違い(中)(右)
(Tomioka)
ササユリの最盛期を終え、森は深緑に包まれています(20/06/17)
6月初めから多くの来訪者に楽しんでいただいたササユリも 、いよいよ最終盤に入っています。今日も多くの来訪者が名残の ササユリを楽しんでいただきました。つづいて夏の花が皆さんを お待ちしています。
・名残のササユリ(左)
・ショウブの原種であるノハナショウブ(中)
・ヒメミクリ(右)
(Fujimoto)
梅雨の中休み続編(2020/06/16)
【画像左】カワトンボ科の仲間のメス。光を浴びてメタリックな色が輝く。やはりトンボは晴れの日に映える。
【画像中】キンモンガ。ガイドをしているとよくチョウと間違えて質問を受ける「人気者」。食樹はリョウブ。
【画像右】ブナの森のササユリ。湿原周辺のササユリと違って、全く保護されていませんが、シカに食べられることなく花を咲かせてくれました。コース沿いではこのほかに2株の蕾があったのですが、一つは食べられてしまいました。
(森の案内人X)
(2020/06/15)
(Tomioka)
(2020/06/13)
(Tomioka)
未だ水不足の湿原の周り、大挙モリアオガエルの卵塊(20/06/12)
長期間の好天続きで湿原も干上がり状態でしたが、昨日からの降雨で 多少潤いが。しかし、降雨を待ち続けていたモリアオガエルにとっては 未だ降水量不足です。湿原に水溜まりができるほどには至らないものの、 待ちきれずに雨の後は水溜まりができる部分の上部には大量の卵塊 が産み付けられています。
・コアジサイの中で咲くササユリ(左)
・林床のギンリョウソウ(中)
・湿原際の樹上に産卵したモリアオガエルの卵塊(右)
(Fujimoto)
森の中は今「香道」を楽しむたたずまいです(20/06/10)
早くに開花した株は、既に花弁が散ったものもありますが、今年の開花株約450株 のうち約半分強が、今開花しています。観察コースのあちこちにコアジサイも咲き、芳香を漂わせている中で、ササユリの香も加えて、ミヤマウメモドキの香とまるで「香道」 を楽しむ森のたたずまいです。
(Fujimoto)
梅雨入り直前の森で(2020/06/09)
晴天続きで森の中はカラカラ!
週末から雨で梅雨入りも予想されています。湿原周りではササユリが見頃を迎えつつありますが、森は新緑から万緑への移行期。その一方で今から新葉が展開する木もあり、足元には小さな花が息づいています。
【画像左】深くなった緑陰で木漏れ日を受ける守護岩。木陰と心地良い風が汗ばんだ体を癒す。
【画像中】滋賀県最北に分布するタブノキといわれ、特徴的な赤い新葉が展開し始めたところです。この森で確認されているタブノキは、今のところこの一本だけ。
【画像右】ツルアリドオシ。地面に這いつくばって咲く小さな花。2個の花から秋には赤い実が一つでき、花の痕が二つ残ります。
(森の案内人X)
ササユリの撮影にも、時間帯とバックが・・・(20/06/08)
ササユリの撮影には、全部が咲いた状態は面白くありません。 蕾あり・開き初めの蕾あり・開花ありが1カットに入ると良いのですが。 また、ササユリのバックにも気を遣いたいものです。
湿原・付属湿地にハッチョウトンボも見られるようになってきました。
・ヤマツツジをバックにササユリ(左)
・一株に複数の花が(中)
・雌雄のハッチョウトンボ(赤色が雄)(右)
(Fujimoto)
(20/06/06)
中央湿原 木道沿いの最多開花の見頃は10日 前後でしょう。この部分には約150 株が開花するので、アングルを考えるとかなり面白い写真になると思い ます。
楽舎駐車場(山小屋の手前の進入路)は今年は食害にあうかどうか様子見ということで防獣ネ ットを設置していませんでしたが、6日の午後咲き出しました。(右)
(Fujimoto)
(20/06/05)
・コアジサイは見頃を迎えています(左)
・改修している展望台への階段をこの木を使って補修します(中)
・階段の固定に使う杭(右)
(Tomioka)
今日のササユリ三景(20/06/04)
観察コースの場所によって開花時期が異なります。同じ場所でも 開花の幅は1週間くらい異なるものもあります。
場所によって花の色・草丈・1株の花の数等が異なり ますのでいろいろな鑑賞の仕方があります。ゆったりとお楽しみ下さい。
・明日開花する株(左)
・来週中頃開花予定株(中)
・今日開花した株(右)
(Fujimoto)
(20/06/03)
(Tomioka)
雨不足で産卵に窮するモリアオガエルの卵塊をコアジサイの芳香が包む(20/06/02)
雨不足で湿原の水位も低下し、水たまりが少なくなり、少なくなった水たまりの 上に集まって産卵するという非常事態。
そんな湿原脇は、コアジサイが咲き出し、 芳香があたりを包んでいます。
・水たまりの上に卵塊が集中(左)
・芳香を漂わすコアジサイ(中)
・サナエも次々と、ヤマサナエ(右)
(Fujimoto)
湖北工業 株式会社からご支援をいただく(2020/06/02)
湖北工業 株式会社(本社:滋賀県長浜市高月町高月、社長:石井 太氏)と、山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会(長浜市西浅井町山門地先、会長:浅井正彦)は、湖北工業 株式会社本社にて、本会へご支援いただくにあたって覚書を交わしました。
湖北工業 株式会社は、1959年に設立され創業61年を迎えられる企業で、電子部品や光部品・デバイスなどを製造販売されています。
この連携により、湖北工業 株式会社の自然環境保護やSDGsへの貢献をお手伝いし、今後、共同で関連した企画などを行っていく予定です。
(Murata)
これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。
持続可能な開発目標(SDGs)(「開発」目標を山門では「持続可能性の具現化」と読み替えています)