恒例のシカの糞粒調査を行いました(23/11/29)

 この森の生物多様性の保全で一番力を入れているのは、シカの食害防止です。 2015年当時の状況は、このままの状態だと森の下層植生は全滅になると思われ、 以降広範囲に防獣ネットを設置するとともに、有害駆除も実施しています。

 27日と今日は、森の中に設けた11箇所の調査地で、シカの糞粒調査を行いました。 糞粒の数から、シカの生息数を推定するための調査です。

・糞粒調査をする会員(左)

・獣害を免れたミヤマウメモドキの若木(中)

・大浦川に遡上してきたビワマス(右)

(Fujimoto)


晩秋の雲が創り出す景観は、時々刻々変化・・・(23/11/26)

 奥びわ湖・山門水源の森は、琵琶湖からの気流の程度によって、 麓の里(山門)同様、雲との調和具合で幻想的な風景が表れます。

・山門の里の朝雲(左)

・紅葉に囲まれた「やまかど・森の楽舎」(事務所)(中)

・尾根道展望場から湿原を望む(右)

(Fujimoto)


湿原の草紅葉と周囲のコナラ林の紅葉のバランスが美しい(23/11/25)

 初秋の頃は、今夏の猛暑でコナラの紅葉が今一の感じでしたが、ここに来て 鮮やかさが戻ってきたような気がします。昨夜来の雨(霙だった可能性も)が 紅葉をしっとりとした色合いにしてくれています。

・沢道を登り切った前方の紅葉(左)

・中央湿原から守護岩を望む(中)

・ヌマガヤの紅葉越しにコナラ林(右)

(Fujimoto)


コハウチワカエデが多い四季の森の紅葉三景(23/11/23)

 猛暑の影響で、四季の森のコハウチワカエデも紅葉の鮮やかさ が僅かにくすんだ感じがするものの、これも自然の一景。紅葉の 進み具合は、例年と変わらない感じがする。

・四季の森の紅葉(左)

・四季の森のブナの若木の紅葉(中)

・ナラ枯れ伐採木と紅葉(右)

(Fujimoto)


霧で立ちこめる湿原の周りで野鳥の鳴き声に聞き入る(23/11/22)

 今秋で最も霧の濃い日でした。湿原の霧がすっかり消えたのは 12時直前でした。そんな霧立ちこめる湿原では、ミヤマウメモドキの実を メジロが、コナラの木にはアカゲラ、樹間をけたたましいカケスが飛び交いました。

・木道横ミヤマウメモドキの実も霧で濡れる(左)

・コナラの幹でアカゲラのドラミング(中)

・霧で濡れたブナの紅葉(右)

(Fujimoto)


11/18の現地校交流会の天候とはうって変わって快晴の森(23/11/23)

 現地交流会の日の午後の湿原では、一時霰の猛攻を受けました。 今日はうって変わって終日快晴、羨ましい。そんな好天の中、午前中は これから取り組みたい植林地(ヒノキ林)の整備の基本になる調査方法 を滋賀県の職員に指導してもらいました。

・調査方法を学ぶ会員(左)

・湿原展望所から望む湿原(中)

・11/18は霰の攻撃を受けた北部湿原(右)

(Fujimoto)


「自然共生サイト」とは何なのか、何故今されが必要なのかのシンポジウム(23/11/18)

 午前中は、西浅井まちづくりセンターで環境省の和田氏・滋賀県森林政策課の奥村氏・ 京都大学准教授の深町氏・積水樹脂KKの稲垣氏(今回共生サイトに認定)・本会事務局長の 冨岡氏をパネラーに「共生サイト」とは何か、奥びわ湖・山門水源の森が共生サイトに認定された 意義について議論していただきました。

 奥びわ湖・山門水源の森が企業活動の一環としてではなく、任意団体のボランティア団体で 行ってきた諸活動(調査・保全・地域との連携・企業の協力)等の面で全国的に見ても、優れた 保全地域であるとの評価を頂きました。

・シンポジウム参加者(左)

・パネラーの皆さん(中)

・現地交流会の湿原では霰(右)

(Fujimoto)


奥びわ湖・山門水源の森 現地交流会は、こんなところを歩きます(23/11/15)

 11/18の現地交流会「自然共生の視点で、紅葉の森を観る」では、こんな 所を歩きます。ともに語りたいものです。

・湿原脇の木道横のミヤマウメモドキ(左)

・四季の森の紅葉(中)

・実もたわわなソヨゴ(右)

(Fujimoto)


(2023/11/13)

(Tomioka)


研究者も森の多様性と保全活動に感嘆の声(23/11/12)

 日々希少生物の研究に没頭されている研究者が森を歩かれました。 中間温帯林の見事さや保全活動の多様性にびっくり・・・

・アカガシ林とブナ-ミズナラ帯の境界を歩く研究者(左)

・カナクギノキの紅葉(中)

・ミヤマウメモドキの紅葉と実(右)

(Fujimoto)


酷暑の影響が大きいか、小さいかで樹種により紅葉の鮮やかさが異なる(23/11/11)

 今秋の紅葉は、樹種によってその鮮やかさが異なっています。コナラが酷暑の影響だ ろうと思われ、例年より紅葉がくすんでいる。それに反してタカノツメの紅葉は、酷暑 の影響をあまり受けていないように鮮やかです。

・ますます鮮やかになるタカノツメ(11/8と比較)(左)

・ウリハダカエデ(中)

・シロモジの落葉(右)

(Fujimoto)


(2023/11/10)

(Tomioka)


立冬すぎても汗ばむほどの森(23/11/09)

 立冬を過ぎたというのに、森で一寸作業をすると汗ばむ陽気。 人間も調子を合わせるのが大変ですが、森の動植物も戸惑っているようです。

・透き通るようなタカノツメの紅葉始まる(左)

・クロモジの紅葉はピークに(中)

・山帰来(サルトリイバラ)(右)

松風のつるべおとして山帰来 石原八束

(Fujimoto)


湿原の草紅葉も進み、快晴の空の碧とのコントラストが目にしむ(23/11/08)

 中央湿原はヨシの分布が目立ちますが、南部・北部湿原はヌマガヤが広く分布 しており、湿原の色合いが異なります。中央は、ヨシ枯れが進み白っぽく見える のに対して他は、褐色の草紅葉です。

・北部湿原から守護岩を望む(左)

・枯死した危険木を伐採整理した四季の森(中)

・シロモジ(黄)とコハウチワカエデの紅葉(右)

(Fujimoto)


現地交流会の話題色々(2023/11/07)

 11月18日に予定している現地交流会のテーマは、森の生物多様性(環境省「自然共生サイト」認定)と紅葉の森のトレッキング、話題も多様です。その一端を示す今日の森の様子です。参加者募集中です

【画像左】オオタカ。滋賀県の希少種。北部湿原上空を飛翔。近年増加傾向とのことですが、久しぶりです。

【画像中】今日の四季の森。多彩な色調が樹木の多様性を表現しています。

【画像右】ユキバタツバキの蕾。ユキツバキとヤブツバキの自然交雑種とされる個性的な樹木、蕾が育っています。来春の開花を期待しましょう。

(森の案内人X)


強風の森では、実ったドングリ落下し枯葉が舞っています(23/11/06)

 森の中で葉を落としたホオノキが目立っています。そっと耳を澄ますと アカガシやコナラのドングリが、乾いた落ち葉の上に音を立てて落下しています。

・白骨化したような落葉したホオノキ(左)

・オオカメノキの紅葉(中)

・コハウチワカエデの実生も紅葉(右)

(Fujimoto)


今日も好天でリンドウ・センブリ満開状態(23/11/04)

 樹種によって紅葉の色合いが違うことを楽しむ一方で、コース横に咲く 秋の花を愛でるのも楽しい。

 花以外に木の実に目を向けるのもまたよし。ミヤマウメモドキ・ソヨゴ・ ヤブムラサキ・ナツハゼ・サルトリイバラ・・・・

・コース横のリンドウ(左)

・果実が開き種子落下直前のユキバタツバキ(中)

・草紅葉の中のカヤネズミの巣(右)

(Fujimoto)


刻々と霧が晴れてゆき、視程が広がってゆく湿原もまた格別(23/11/03)

 時間を追うにつれて霧が晴れ、午後は快晴。

 湿原にたどり着くと、炭窯横のコハウチワカエデが濃霧の向こうに 奥ゆかしく見えました。木々の枝には、普段見えないクモの巣が水滴

・濃霧の中のコハウチワカエデか(左)

・霧で水滴が付いたジョロウグモの網(中)

・午後は快晴の森(右)

(Fujimoto)


(2023/11/02)

(Tomioka)


森の紅葉順調に進んでいます(23/11/01)

 この後気温が高い日があるとの予報ですが、今のところ紅葉は 順調に進んでいます。リンドウやセンブリに圧倒されたと来訪者 に好評です。

・シロモジの紅葉越しに守護岩を(左)

・四季の森も紅葉進む(中)

・2年続きでコナラの生木に発生したヒラフスベ(右)

(Fujimoto)


これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。