付属湿地でハッチョウトンボやモウセンゴケ等、被写体はあまた(24/06/29)

 梅雨の合間の好天を狙って、今日も遠方から来訪者が続きました。

 付属湿地では、コバギボウシ・ヒメミクリ・カキラン・モウセンゴケ・ ヒツジグサ(午後)・ノハナショウブ(最終段階)・ヒルムシロの花に加えて ハッチョウトンボ・オオシオカラトンボ・シオヤトンボ・クロスジギンヤンマ 等が観られます。  

・撮影中の来訪者(左)  

・カキランで吸密するヒラタアブ(中)  

・ヒラタアブの頭部に付いている花粉(右)

(Fujimoto)


(2024/06/28)

(Tomioka)


ミツガシワの種子は落下し、ヒツジグサの開花シーズンが本格化(24/06/27)

 湿原のミツガシワの種子は完全に落下し、葉も枯れ始めています。 そんな湿原の水域には、ヒツジグサが開花し始めています。

 ヒツジグサは、名前の通り未の刻(午後2時)頃が開花のピークです。 朝の早い時間には開いていません。

・付属湿地のミツガシワとヒツジグサ(左)

・ナツツバキが開花芝締めました(中)

・ケケンポナシの花(楽舎トイレの上部)(右)

(Fujimoto)


春一番に楽しませてくれたトクワカソウ分布地の草刈り(24/06/25)

 4月初旬に一斉開花で、見事なお花畑となった北尾根のトクワカソウも、既に 実が大きくなり、群落内部にはササや灌木の幼樹がしけり始めました。

 これらの植物がトクワカソウを被うと生育の障害となるため、刈取を行いました。

・刈取を行った後のトクワカソウ群落(左)

・アクシバが咲き始めました(中)

・変形菌(ツノホコリ)のシーズン到来(右)

(Fujimoto)


(2024/06/22)

 梅雨入り後でしたが幸い雨に降られず、地元の小学生親子観察会が予定通りにできました。(付属湿地)

・オオバギボウシ(左)

・カキラン(中)

・コバノギボウシ(右)

(Murata)


ミヤマウメモドキに遅れること2週間のウメモドキ開花(24/06/19)

 山門湿原には、約700株のミヤマウメモドキが分布しています。 その中に2株(雌雄1株ずつ)のウメモドキが確認されています。 ミヤマウメモドキは、花のシーズンを過ぎましたが、ウメモドキは 今が開花のピークになりました。花の色は、ウメモドキの方が 美しくみえます。

・ミヤマウメモドキ雄株の花(左)

・カキラン(付属湿地)(中)

・守護岩の涼風の中で昼寝をされる来訪者(右)

(Fujimoto)


久々のまとまった降雨で、沢水も水かさを増しました(24/06/18)

 日照りが続いても沢水が干上がったことはありませんが、この地域 の地質が花崗岩であるため、降り始めると一気に水かさが増し、降り止むと 短時間で水量が減ります。

・沢道の小滝(左)

・今回の降雨で産卵したモリアオガエルの卵塊(中)

・産卵中のモリアオガエル(右)

(Fujimoto)


梅雨入り直前?の森(2024/06/16)

不安定な天気予報、終日曇天の暗い空。下山時には雷鳴と雨で、急ぎ足に。

【画像左】守護岩付近の保護ネット内の林床植生調査。夏を前に林床の下層植生も生えそろい、藪が深くなる前で植生調査の適期。森の遷移を知る重要なデータ採集です。新たな芽吹きだけでなく消えるものもあり、今後の保全活動のための重要な基礎データを得る重要な作業です。

【画像中】美しい「ガ」、キシタエダシャク。食草はヤマツツジ、アセビなど。

【画像右】タブノキ新葉展開。滋賀県最北分布とされるもので、この森ではこの一株だけ。枯れる寸前の根を保護して10年が経過し、ようやく「木」としての姿が定着してきました。鮮やかな赤褐色の新葉が多数展開しています。

(森の案内人X)

ここ数日来、湿原のミヤマウメモドキの開花調査をしています(24/06/16)

 山門湿原には、約700株のミヤマウメモドキが分布しています。 その開花が10日程前から始まり、今日あたりで咲き終わりです。

 この時期に雌雄の調査を行いました。その中にウメモドキが雌雄1株ずつ 見つかっています。

・ウメモドキの雄花(左)

・雨を待つモリアオガエルの雌(中)

・ヒツジグサ(右)

(Fujimoto)


干からびた湿原で降雨を待つモリアオガエルが犠牲に・・・(24/06/15)

 ササユリは最終段階で、観察コースのあちこちに開花したものが点在する 段階です。それに変わって湿原には、ノハナショウブが咲き出しました。

 その湿原は降雨不足で干上がり状態で、モリアオガエルがうまく産卵 出来ず、産卵を待ち構えている間に鳥の犠牲になった雌が・・・

・ノハナショウブ(左)

・辛うじて残るササユリ(中)

・野鳥に食われたモリアオガエルの雌(右)

(Fujimoto)


回復してきた下層植生(24/6/11)

 ブナの森は、シカの食害から下層植生を保護するため、2016年以降防獸ネットを設置しています。設置後8年が経ちネット内はササをはじめオオバクロモジ、エゾユズリハ等日本海側の多雪地帯を代表する植生が徐々に回復してきました。  

・回復したササ(左)  

・ネットを挟んで、ネットで保護された広葉樹(左側)広葉樹を皆伐して植林されたヒノキ林(右側)(中)  

・シカの食害により下層植生が失われた斜面(右) 

(Nishikawa)

ピークを越えたササユリも、これから開花する株は点在します(24/06/11)

 ササユリの群生地の開花のピークは過ぎました。これからは、コースのあちこちに 遅咲きの株が開花します。

・開き始めのササユリ(左)

・ハッチョウトンボの交尾(中)

・会員のミヤマウメモドキ開花調査(右)

(Fujimoto)


湿原はミヤマウメモドキの雄花・雌花が咲き、ササユリは最終段階へ(24/06/10)

 コアジサイ、ササユリの香からミヤマウメモドキの香が優先するようになってきました。

 遅咲きのササユリも愛らしさひとしおです。咲き続けるヤマボウシは純白からピンクに 化粧直しをしています。  

・今日開花したササユリ(左)  

・化粧直しをしつつあるヤマボウシ(中)  

・咲き誇るミヤコイバラ(右)

(Fujimoto)


ササユリ観察会を行いました。(2024/06/09)

 1週間延期になったササユリ 観察会を行いました。 ササユリのピークは過ぎたものの、たくさんのところで開花していました。 まだまだツボミもたくさんあるため、もうしばらく見ることができそうです。 観察会中には気づきませんでしたが、ハッチョウトンボも飛び始めました。

・ササユリ観察会(左)

・今日の一輪(中)

・ハッチョウトンボのオスとメス(右)

(Murata)


ササユリは最終段階に入ってきました。(24/06/08)

 森のササユリは、ほぼ全ての地点で開花しています。 単独の株は、シカの食害を防ぐために金網を設置していますが、 群生している地点は、防獣ネットで囲っていますので網目から 撮影して下さい。  開花は、中旬まで続きますが日に日に開花数は減少してゆきます。

・今日の一輪(左)

・ツチアケビの蕾(一株は食害に遭っている)(中)

・西浅井町老人会の皆さんを会員がガイド(右)

(Fujimoto)


ササユリ、コアジサイの開花がピークになり来訪者が続く(24/06/06)

 ササユリとコアジサイの開花が好適となり、来訪者が多く、それほど 他地域では少ないのかと再認識させられる日々が続いています。

 今日も防獣ネットを設置している所で、昨日咲いていた株が何株も 食われました。日々の保全活動の大変さを感じる日々です。

・森の入口で今朝迎えてくれたササユリ(左)

・コアジサイ越しのササユリ(中)

・コアジサイの香に包まれて歓談される来訪者(右)

(Fujimoto)


新緑から深緑へ、変化の森の中で(2024/06/05)

【画像左】アカガシ林の林床。アカガシの葉の入れ替わりも終盤。落ちるべき葉が落ちて林床は分厚い枯れ葉の絨毯に覆われています。林床に陽ざしが届く期間もおわり、これからは新葉が成長して森は暗くなります。この枯れ葉の絨毯は観察コースも同様です。急坂でもあり、滑らないように十分ご注意を!

【画像中】美しいアシナガグモの仲間、ウロコアシナガグモ。センサーカメラに張り付いていました。これからはクモのシーズン。

【画像右】守護岩付近のホナガタツナミソウ。タツナミソウの仲間は、沢道などコース脇に広く点在しています。 水源の森では3種類がリストアップされています。

(森の案内人X)

今日のササユリ三景(24/06/05)

 日に日に開花株数が増えています。それぞれの株のまわりとの 関係を観るのも楽しいものです。

・純白のササユリも逆光が美しい(左)

・コアジサイ・ヤマツツジの中のササユリ(中)

・群生するササユリもピークに(右)

(Fujimoto)


(2024/06/04)

(Tomioka)


ササユリ・コアジサイ・ホオノキの香漂う森で、地元中学生が自然学習(24/06/03)

 ササユリが全体の半分程度開花し、コアジサイの香が優先していた森も ササユリの香も強くなってきました。ホオノキの下では、あのあま〜い香が 漂っています。

・開花したササユリに昆虫も来訪(左)

・開花したササユリが密集した所も(中)

・自然学習に訪れた西浅井中学1年生の皆さん(右)

(Fujimoto)


湿原を吹き渡る風にのってコアジサイの芳香が漂います(24/06/01)

 湿原の周囲は、コアジサイの開花が最高潮に達し、芳香が漂っています。 ササユリの開花地点に近づくと、今度はササユリの芳香が・・・

 そんな芳香を浴びながら、今日は会員の保全活動日で観察コースの 整備やコース沿いにスズメバチの営巣が出来ないように設置したトラップ を回収する作業、ブナの森コースの防獣ネットの点検などを行いました。

・芳香を放つコアジサイ(左)

・観察コースの整備(中)(photo:MURATA)

・スズメバチトラップの回収(右)

(Fujimoto)


これより前の情報は、パソコンでは画面右側の「情報(◯年◯月)」をご覧ください。